杜の都の洋館駅舎・・・北仙台駅~JR東日本 仙山線
以前は近代建築の専門書にも載っているクラシックな洋風駅舎だった。
一時老朽化で建て替えの話もあったが、今ではすっかりリニューアルされて見まがうばかりの姿に変身している。
かつての事務所部分はコンビニとなり玄関の柱には銅板が張られ、屋根は銀瓦に、リズミカルに並んだ半円の小窓にはステンドクラスとオリジナルとはかけ離れて明るく楽しい駅になってしまった。
屋根のドーマー窓や半切り妻屋根にかろうじて昔のフォルムを残している。
歴史的建造物の保存と経済性を両立させるとこういう形になるという例だろうか。
開業は仙山東線開通と同時の昭和四年(一九二九)九月二十九日。
線路は土盛りの高架になっていて、改札口から地下道を上っていくとホームに出る。
その改札脇にかつて使われていた古い長椅子が残されている。
奥羽山脈をかけ降りてきた列車はこのあたりから百万都市仙台の中心部に入って行く。