古来からの風習と占い
キリスト教徒が空に切る十字の印や、真言宗徒や修験道で九字の印を切り印契を結ぶのはおまじないのようなものです。
また神前の柏手、仏前や挨拶のときにする合掌、外出する男子を送るときの切り火、諸商・職人・芸能人らの祝儀におこなう手締め・手打ち式、親分子分の盃、記憶のために小指をくくる紙縷り、こどもの指切りげんまん(呪文の口諦を伴なうことあり)・・・
片手の手のひらをひろげて親指の先を自分の鼻の上に立て、他の四本指をヒラヒラさせると相手を嘲笑する悪態の呪文・・・。
片目の下まぶたを人差指で下へ押して赤目を見せるべかこうは、侮蔑的な拒絶の呪文。
奇術師が指をパチンと鳴らせるスナッピングは、物を消したり顕わしたりするときの示威的な呪文というべきでしょう。
手の五指のうち第二指(人差指)と第三指(中指)だけを並べて伸ばし、他の三指を伏せて握るのは、古今東西に通有の風習です。
エジプトの護符の記号方式にもありました。